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FXは証拠金維持率が一定割合を下回ったら危険

time 2023/10/09

FXは証拠金維持率が一定割合を下回ったら危険

FXでは、預けた資金より大きな金額を取引することが可能で、そのレバレッジを利かせる観点から証拠金維持率という数字が用いられています。証拠金維持率とは、預けた証拠金と現在のポジションから算出される数字で、含み損といった流動的な損益も含めて計算されています。預けた資金だけでは支払いきれない損失になってしまう前に自動的に損切りしてくれる安全装置であり、多くのFX業者で採用されている仕組みです。ただし、FX業者のシステムに依存する安全装置ゆえ、瞬間的に為替レートが大変動した場合は対応しきれない恐れがあるので注意しましょう。

強制的な損切りではなくても、証拠金維持率が一定割合を下回ったら危険と覚えておき、常にどの程度の数字であるのかを確認しておくべきです。たとえば、現在の資金での最大ポジションにしたら、ちょっとした為替レートの変動ですら耐えられなくなる危険があるので、安易に大きなポジションをとると、リスクだけ抱え込む羽目になってしまいます。心理的な負担についても考慮するのが一流の投資家の条件で、自分が余裕を持てる範囲で取引をする方が、結果的に安定した収益につながりやすいのです。為替レートは夜間であっても動き続けているため、なおさら証拠金維持率として無理のない取引にする必要があります。

証拠金維持率の低下に関する警告は、FX業者によって細かいルールが異なっていて、即時決済となるところもあれば、朝のみで判定するところもあるので必ず確認しておきましょう。

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